八月もいよいよ最終週に入ったねえ。
天候が崩れがちながらも残暑が続いているので、
皆さん体調に気を付けてお過ごしください。
で、来たるべき8月29日以降、各電子書籍ストアや有料コミックサイトで
デッドマキシマム8巻の配信が始まるのです(えみる)
この配信に合わせて、残る二話のうち17話を公開しようと計画しているので、
愛読している方々はお待ちくだされ。
最終話になる18話は出来上がりしだい公開する予定。
そのあとに新作「ジャイアントまりん」も続けて製作するので、
9月10月はなかなか忙しいことになりそう。
そのまりんをモチーフにしたイラストを今週pixivユーザー企画
「バニーガール祭り2018」の方にUP。
企画者のまりそんさんは、pixivロボット大戦というユーザー企画をきっかけに知り合った方で、
多分ぼくと同世代だと思うんだけど、仲良くしてもらっている。
(僕の絵作業が忙しいんで、最近あんまりコンタクトできてないけど)
この手の交流企画にはできればもっと参加したいのが本音。
金田伊功追悼祭りとかも確か毎年やってるはずなんだけど、
これが目につかないのは僕に余裕がない証だろう。
このまりんは、前回も言ったように「アクマま」のヒロインの流用だが、
さらにさかのぼれば原点は僕が初めてきちんと描き上げた漫画
それも無謀にもフルカラーの「宇宙剣豪」のミコガミ・テンがそれ。
これが玉丹忍法帖のヒロインになりーの、アクマまになりーの
そして次回作「ジャイアントまりん」へとコロコロ転用されている。
彼女自身のボケにもツッコミにもなり得る柔軟さはいいのだが、
ようは相方の方向性がうまく合致せず、いい具合に話が転がらなかったのが
こうした変遷の理由である。
この絵ではお腹のふくらみ具合の表現にこだわって、かなり試行錯誤した。
ぼくはよく筋肉質な女性を描くけど、まりんは戦士であってもそういうタイプじゃなく
ぽよんぽよんした肢体の持ち主なので、どうにかしてこの柔らかさを表現したかった。
出来上がった絵を今一度見直してみても、おなかの適度なふくらみ具合はうまくできたと思う。
こうしたバニー姿より実際の戦闘コスチュームの方がエロいのは、
まあ僕の作品ではいつものことだ。
これには差分がないが、支援サイトではpixivで公開したものより高い解像度で置いてある。
この辺の融通が利くのが、支援サイトのいいところだ。
さて、友人への好意を示すのもいいが、いつも通りにえっちな絵も描かねばなるまい。
これはほとんどの時間、モノクロ漫画を描いている僕がカラー原稿の感覚を鈍らせない
意味合いだってあるのだ。
しかし何を描くべきかが一向に決まらないまま時が過ぎ、
なんとなくサムスを描こうと決めたのが当日のことだった。
ところがそんな時になってPCがうんうんうなって重くなり、進むも戻るもままならない。
先日のアップデートからたまに起きていた症状だが、こんな時間がない時に出るとは…。
とりあえずなんとか再起動して、メモリを食っていそうなアプリやサービスを停止した。
それ以降、この症状は起きていないが、またいつ起こるかもと考えると不安である。
それはともかくサムスを描く段になって、じゃあどんなポーズにしようかというのは
意外と簡単に決まった。
股間の間から銃を構える。それだけでエッチに見えるというのは
ぴっちりスーツを着た戦士であるサムスならではの特性で、
他に同じ手が通用するのは草薙素子かユリ・ケイくらいだ。
体勢的に、両手で銃を構えていないとおかしいのだが、そうすると股間が隠れてしまう。
見せたい部分を見せるためには、あえておかしいポーズを選ばなければいけない時がある。
最初の構想ではすっぽんぽんの差分を構想していたのだが、
PCの復帰に手間がかかったので、そんな余裕はなくなってしまい、
あえなく差分は股間部分のコスチューム裂けにとどまってしまった。
うーむ…。
時間的猶予があと一日くらいしかなかったので、じゃあもう一人は誰にしようかと考えれば
同じ任天堂から引っ張ってくるのが流れというもの。
今まで描いたことのないピーチ姫にチャレンジすることにした。
しかしドレスだと露出や差分を作るのが大変なので、都合のいいマリオテニスのコスチュームで。
もっと尻をドーンと目前に近づけるべきかとも思ったが、
前にも似たような構図があったし、やっぱりなんらかの形でおっぱいも見えていたい
それは男心というもの。
今見直すと、もっとレーシーなすけべぱんつでもよかったかなと思うのだが、
前がともかく、後ろがレースになって透けているぱんつというのも変な気もする。
テニスだからアンダースコートォ? そんなものは僕の世界にはない。
えっちな部分とは全然関係ないが、スカートのしわの質感はなかなかよく出てると思う。
明日からは「デッドマキシマム」最終話の原稿にとりかかる予定。
何ページになるかはちょっと予想できない(いちおう40ページ以内を考えている)が、
内容は先月から決めてあるので、ネームにそう手間はかからないはずである。
問題は群がる敵に、自動車、ビル群、そして銃という実際の作画作業だあね。
想像するとちょっと頭が痛い。
~今週の映画~
今回は「ケース39」の感想
先週があまりにもハズれていたので、今週は安パイっぽいのを選択。
ツイッターでフォローしている映画紹介botが勧めていた一本だったので、これはいけるだろうと。
児童保護局の優秀な職員であるエミリーは、
その有能さゆえにすでに38もの案件を掛け持ちしていた。
そこへ上司が「これもやってくれ」と置いていった39件目の書類。
ケース39である。
授業中によく居眠りをする、また不安を訴えているという少女リリー。
それはありふれた児童虐待のように見えた。
リリーの自宅を訪れたエミリーは、憔悴したような表情で自分をうかがう両親と
おびえたまなざしを向けるリリーの姿に、深刻な事態が迫っていると察するが、
具体的な証言も証拠もないため保護に踏み切ることができない。
ある夜、就寝するエミリーに電話が入り、リリーが「両親に殺される!」と訴えて来た。
切迫した事態に友人の刑事マイクとともに彼女の家へ駆けつけたエミリーは、
リリーをオーブンで焼き殺そうとする両親を目撃する。
マイクによって両親は逮捕、リリーは孤児院へ入れられるが、
救けを求めるリリーをエミリーは放っておけなくなり、
里親が見つかるまでの間、自らが面倒を見ると名乗り出る。
同じように家庭に問題を抱える子供たちとカウンセリングを受けるリリー。
数日後、そのうち一人の少年が突然両親を惨殺するという事件が起きる。
その少年が犯行直前に受けた電話は、エミリーの家からかけられたものだった…。
だいたい見当がつくと思うが、元凶はリリーである。
いわゆる「子供ならぬ子供」による得体のしれない恐怖を描いた作品だ。
この手のホラー映画には名高い「エスター」もあるが、
あっちはあくまで現実的な恐怖に終始するのに対し、
こちらは本当に得体が知れない、というのが特徴。
何らかの怪物を扱うホラーにとって、得体が知れないというのは本当に重要な要素で、
得体が知れてしまったらそれはもう恐怖ではなくなってしまう。
エイリアンだって、最初は何だかよく分からない相手が
闇やスモークの中に潜んでいるのが怖かったのであって、
正体がわかってしまったら、あとはもう数と言う暴力の恐怖に置き換えるしかない。
これはエイリアン2の話だが、キャメロンはそこをよく分かっていた。さすがだ。
本作もリリーの正体はよく分からない。産んだ両親ですら分からず、
ここでダメなホラーなら思わず「悪魔」というレッテルをとりあえずつけてしまうのだが、
最後までそれをやらなかっただけでも、本作は欧米圏ホラーでは称賛に値する。
リリーと戦ううちに、エミリーは徐々に何もかも失ってしまい、
最後にもう何も残っていない状態になって、視聴者も「アカン…これもうダメやん」
と思ったところからもう一波乱あったのは見事な脚本の妙。
がしかし、途中まで見たところで
「…これ見たことあるわ」
と気づいてしまった。
見ていた人間の方がダメである。
でもオチを忘れていたからまあいっかー。
天候が崩れがちながらも残暑が続いているので、
皆さん体調に気を付けてお過ごしください。
で、来たるべき8月29日以降、各電子書籍ストアや有料コミックサイトで
デッドマキシマム8巻の配信が始まるのです(えみる)
この配信に合わせて、残る二話のうち17話を公開しようと計画しているので、
愛読している方々はお待ちくだされ。
最終話になる18話は出来上がりしだい公開する予定。
そのあとに新作「ジャイアントまりん」も続けて製作するので、
9月10月はなかなか忙しいことになりそう。
そのまりんをモチーフにしたイラストを今週pixivユーザー企画
「バニーガール祭り2018」の方にUP。
企画者のまりそんさんは、pixivロボット大戦というユーザー企画をきっかけに知り合った方で、
多分ぼくと同世代だと思うんだけど、仲良くしてもらっている。
(僕の絵作業が忙しいんで、最近あんまりコンタクトできてないけど)
この手の交流企画にはできればもっと参加したいのが本音。
金田伊功追悼祭りとかも確か毎年やってるはずなんだけど、
これが目につかないのは僕に余裕がない証だろう。
このまりんは、前回も言ったように「アクマま」のヒロインの流用だが、
さらにさかのぼれば原点は僕が初めてきちんと描き上げた漫画
それも無謀にもフルカラーの「宇宙剣豪」のミコガミ・テンがそれ。
これが玉丹忍法帖のヒロインになりーの、アクマまになりーの
そして次回作「ジャイアントまりん」へとコロコロ転用されている。
彼女自身のボケにもツッコミにもなり得る柔軟さはいいのだが、
ようは相方の方向性がうまく合致せず、いい具合に話が転がらなかったのが
こうした変遷の理由である。
この絵ではお腹のふくらみ具合の表現にこだわって、かなり試行錯誤した。
ぼくはよく筋肉質な女性を描くけど、まりんは戦士であってもそういうタイプじゃなく
ぽよんぽよんした肢体の持ち主なので、どうにかしてこの柔らかさを表現したかった。
出来上がった絵を今一度見直してみても、おなかの適度なふくらみ具合はうまくできたと思う。
こうしたバニー姿より実際の戦闘コスチュームの方がエロいのは、
まあ僕の作品ではいつものことだ。
これには差分がないが、支援サイトではpixivで公開したものより高い解像度で置いてある。
この辺の融通が利くのが、支援サイトのいいところだ。
さて、友人への好意を示すのもいいが、いつも通りにえっちな絵も描かねばなるまい。
これはほとんどの時間、モノクロ漫画を描いている僕がカラー原稿の感覚を鈍らせない
意味合いだってあるのだ。
しかし何を描くべきかが一向に決まらないまま時が過ぎ、
なんとなくサムスを描こうと決めたのが当日のことだった。
ところがそんな時になってPCがうんうんうなって重くなり、進むも戻るもままならない。
先日のアップデートからたまに起きていた症状だが、こんな時間がない時に出るとは…。
とりあえずなんとか再起動して、メモリを食っていそうなアプリやサービスを停止した。
それ以降、この症状は起きていないが、またいつ起こるかもと考えると不安である。
それはともかくサムスを描く段になって、じゃあどんなポーズにしようかというのは
意外と簡単に決まった。
股間の間から銃を構える。それだけでエッチに見えるというのは
ぴっちりスーツを着た戦士であるサムスならではの特性で、
他に同じ手が通用するのは草薙素子かユリ・ケイくらいだ。
体勢的に、両手で銃を構えていないとおかしいのだが、そうすると股間が隠れてしまう。
見せたい部分を見せるためには、あえておかしいポーズを選ばなければいけない時がある。
最初の構想ではすっぽんぽんの差分を構想していたのだが、
PCの復帰に手間がかかったので、そんな余裕はなくなってしまい、
あえなく差分は股間部分のコスチューム裂けにとどまってしまった。
うーむ…。
時間的猶予があと一日くらいしかなかったので、じゃあもう一人は誰にしようかと考えれば
同じ任天堂から引っ張ってくるのが流れというもの。
今まで描いたことのないピーチ姫にチャレンジすることにした。
しかしドレスだと露出や差分を作るのが大変なので、都合のいいマリオテニスのコスチュームで。
もっと尻をドーンと目前に近づけるべきかとも思ったが、
前にも似たような構図があったし、やっぱりなんらかの形でおっぱいも見えていたい
それは男心というもの。
今見直すと、もっとレーシーなすけべぱんつでもよかったかなと思うのだが、
前がともかく、後ろがレースになって透けているぱんつというのも変な気もする。
テニスだからアンダースコートォ? そんなものは僕の世界にはない。
えっちな部分とは全然関係ないが、スカートのしわの質感はなかなかよく出てると思う。
明日からは「デッドマキシマム」最終話の原稿にとりかかる予定。
何ページになるかはちょっと予想できない(いちおう40ページ以内を考えている)が、
内容は先月から決めてあるので、ネームにそう手間はかからないはずである。
問題は群がる敵に、自動車、ビル群、そして銃という実際の作画作業だあね。
想像するとちょっと頭が痛い。
~今週の映画~
今回は「ケース39」の感想
先週があまりにもハズれていたので、今週は安パイっぽいのを選択。
ツイッターでフォローしている映画紹介botが勧めていた一本だったので、これはいけるだろうと。
児童保護局の優秀な職員であるエミリーは、
その有能さゆえにすでに38もの案件を掛け持ちしていた。
そこへ上司が「これもやってくれ」と置いていった39件目の書類。
ケース39である。
授業中によく居眠りをする、また不安を訴えているという少女リリー。
それはありふれた児童虐待のように見えた。
リリーの自宅を訪れたエミリーは、憔悴したような表情で自分をうかがう両親と
おびえたまなざしを向けるリリーの姿に、深刻な事態が迫っていると察するが、
具体的な証言も証拠もないため保護に踏み切ることができない。
ある夜、就寝するエミリーに電話が入り、リリーが「両親に殺される!」と訴えて来た。
切迫した事態に友人の刑事マイクとともに彼女の家へ駆けつけたエミリーは、
リリーをオーブンで焼き殺そうとする両親を目撃する。
マイクによって両親は逮捕、リリーは孤児院へ入れられるが、
救けを求めるリリーをエミリーは放っておけなくなり、
里親が見つかるまでの間、自らが面倒を見ると名乗り出る。
同じように家庭に問題を抱える子供たちとカウンセリングを受けるリリー。
数日後、そのうち一人の少年が突然両親を惨殺するという事件が起きる。
その少年が犯行直前に受けた電話は、エミリーの家からかけられたものだった…。
だいたい見当がつくと思うが、元凶はリリーである。
いわゆる「子供ならぬ子供」による得体のしれない恐怖を描いた作品だ。
この手のホラー映画には名高い「エスター」もあるが、
あっちはあくまで現実的な恐怖に終始するのに対し、
こちらは本当に得体が知れない、というのが特徴。
何らかの怪物を扱うホラーにとって、得体が知れないというのは本当に重要な要素で、
得体が知れてしまったらそれはもう恐怖ではなくなってしまう。
エイリアンだって、最初は何だかよく分からない相手が
闇やスモークの中に潜んでいるのが怖かったのであって、
正体がわかってしまったら、あとはもう数と言う暴力の恐怖に置き換えるしかない。
これはエイリアン2の話だが、キャメロンはそこをよく分かっていた。さすがだ。
本作もリリーの正体はよく分からない。産んだ両親ですら分からず、
ここでダメなホラーなら思わず「悪魔」というレッテルをとりあえずつけてしまうのだが、
最後までそれをやらなかっただけでも、本作は欧米圏ホラーでは称賛に値する。
リリーと戦ううちに、エミリーは徐々に何もかも失ってしまい、
最後にもう何も残っていない状態になって、視聴者も「アカン…これもうダメやん」
と思ったところからもう一波乱あったのは見事な脚本の妙。
がしかし、途中まで見たところで
「…これ見たことあるわ」
と気づいてしまった。
見ていた人間の方がダメである。
でもオチを忘れていたからまあいっかー。