血煙銭湯

毎週日曜日更新

思いのほか話がかさむなあ…

今週はいろいろと作業がたてこんだ。
冥王星30をどうにか完成(仮)させ、来月用のバニー絵を描き
発表されたばかりの次のプリキュアおぱんつ絵を描き
そして次のCG集用のスクリプトにとりかかる
そんな状況だった。
せめてプリキュアのぱんつ絵がなければもう少し余裕ができて
年賀絵くらい出せたような気もするが、
最近は新プリキュアの発表がけっこうギリギリになっているので
こちらとしてもギリギリに製作をしないといけなくなってる…。
東映よ、どうして…。
しかしプリキュアのパンチラを描いたところで
僕には一銭も入ったりしないのだった。
なんで描いてるんでしょうね(;^ω^)
それはとにかく、次のCG集として予定している
エヴァンゲリオンのリツコif(仮称「R if」)のスクリプト
これが予想の他というか、予想通りと言うか話がかさんでいる。

これまでのセラムンCG集のように
できるだけ話を短絡させてエロシーンへ…
という具合にはいかない。
このブログを読み続けている、僕とのお付き合いの長い読者の方はご存知だろうが
リツコif的な話はかなり昔から構想していた。
しかし今までやってこなかった、漫画にしなかったのは
「話が長くなりそうだったから」にほかならない。
このネタのキモはただリツコのエロをやることではなく、
なんでリツコがシンジと寝るようになったのか、
といった彼女の情緒的な部分だ。
碇ゲンドウというクソ親父に翻弄された二人が、
傷をなめ合うように体を重ねていく過程が重要なんだ。
それを描くとなると、当然二人の内面を描かないといかんので、
コマ数、ページ数ともに増えやすい漫画だと
描き始めたらいつ終わるか分からないので、やるにやれなかった。
でも半絵本的なCG集なら文章や絵を圧縮できるので可能ではないか。
それが今回、とうとうリツコifに手を付けた理由である。
いざ書いてみるとこれが、予想以上に手が進まない。
原因はリツコではなくシンジで、彼がなかなか納得してエロに進んでくれないんだ。
なにしろ、綾波が死んだとき体で慰めようとしたミサトを拒絶したような子。
エヴァンゲリオン自体も「なんで僕はEVAに乗るんだろう」
と理由を探し続ける話だし、結構頑固な面がある。
アムロだってそれなりの理由を前半のうちに見つけて
ガンダムパイロットであることに納得しちゃうのに。
「なんでリツコさんは僕とセックスしようとするの」
みたいなことを言い始める。

キャラクターが勝手に動くってのは、こういうことなんですよ。
それは他人が作ったキャラクターでも同じ。人物像がしっかりできてると
勝手に動いて思うように進んでくれなくなる。
で、リツコもリツコでなかなか本心を言わないタチだから、
誘導するこちらもどうしたもんかと頭を抱える。
だから頻繁にセックスするようになるまでの過程を考えるのに
何回も峠がありました。
今だいぶ終わりに差しかかってるところだけど
ここまで来るの大変だったぁ~。
潤滑剤的な人物を出せば、もう少し話を回しやすいんだけど、
余計な人がおるとエロには野暮だもんで。
なんとかスクリプトは形にできるだろうが、それですぐ製作に…とはいかない。
エヴァ本編から参考になるシーンをスクショしたり、
キャラデザインを改めてまとめたりと、
まだ製作にとりかかるまでにやるべきことは若干残ってる。
はあ~これで予定どおりの日程で出せるかなあ…。
結構シビアなんじゃないかと思う。
とりあえずいつもどおり製作過程を出せるようになるまでちょっとお待ちください。

~今週の映画~
今回はスプラッターホラーコメディの最前線
「サイコ・ゴアマン」の感想。

あらすじ
かつて宇宙を恐怖のどん底に陥れた「悪夢の大公」と呼ばれる人物がいた。
しかし彼はその力の源である宝石とともに、ある惑星の地下に封印される。
それからある惑星=地球では何百年もの時が経った。
ある日、ルークとミミの兄妹は、遊んでいるうちに庭で謎の宝石を見つけ、
「悪夢の大公」を偶然にも復活させてしまう。
大公は恐るべき力を見せつけ、二人を恐怖に陥れるが、
宝石を持つミミにはまったく手を出せない。
それを知ったミミは持ち前の傍若無人さを発揮し、
大公を思うままに操った末、「悪夢の大公」なんてつまらないと
勝手に「サイコ・ゴアマン」と名付けてしまう。
サイコ・ゴアマンは、状況を打開しようと
兄弟が帰った隙にかつての部下に連絡を取る。
一方、宇宙の安寧を監視するテンプル騎士団は悪夢の大公復活をかぎつけ、
その抹殺の資格として最強の戦士パンドラが地球へ乗り込むのだった。

オープニングからB級どころかZ級の香りをぷんぷんさせる
ヤバ目の映画だが、その予感はアタリでありハズレでもある。
サイコ・ゴアマンが目覚めたのっけから盛大な内臓と血しぶきの
容赦ない人体破壊のフルコース。
この恐るべき力が幼い兄弟にも襲いかかる…
ことはなく8歳のミミという少女に思うまま操られてしまうバカ(褒め)展開。
しかし本当に恐ろしいのはサイコ・ゴアマンなどではなく、
むしろこのミミという少女。
サイコ・ゴアマンのパワーを見てもまったく怖じたりせず、
自分が操れると分かるや、自分こそが宇宙の支配者とばかりにやりたい放題。
好意を寄せていた兄の友人を自分の意のままにしようとしたら
うっかりバケモンに変身させるのは序の口(これが序の口)。
サイコ・ゴアマンにバンドの演奏させたり、
気に食わない近所のガキを始末させたり、
かけつけた警官を処分させたり。
根本的に兄のルークを兄と思わぬ扱いをしているこのミミの方こそ
宇宙の魔王に相応しい。そんな傍若無人さをこれでもかと見せつける。
ようするにギャグなのだが、絵面のグロさやミミの性格を笑えるかで
好き嫌いが分かれるところ。僕は好き。

作品の雰囲気からもうかがえるが、監督のスティーヴン・コスタンスキは
かなりの日本特撮好きで、本作も「真・仮面ライダー」や
「強殖装甲ガイバー」の影響を受けたという。
しかし着ぐるみ同士がああだこうだとわちゃわちゃするシーンなんかは
むしろ着ぐるみ群像劇な「キカイダー」や「メタルダー」を彷彿とさせる。
なぜか一人だけ流暢な日本語でしゃべるキャラクターも登場する。
(日本人俳優の黒沢あすかが演じていたらしい)
うっかりするとジョー・ダンテが好みそうな(失礼)Z級映画になりそうなところを
ミミやその他宇宙人らの強烈なキャラクター、容赦のないゴア描写で引っ張り、
ここぞという場面で貼っておいた伏線を持ってきたり、
ファミリー描写を入れてくるなど、
ただのバカ映画では終わらない底力がある。
意外といい味を出しているのが、兄弟の父親で、
言うたらダメ親父なのだが、このダメっぷりが話に厚みを持たせている。
なるほどこの親父がミミのあの性格を作ってしまったのだと。
低予算だが、この手のジャンルに対する愛情たっぷりな映画だ。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

正月から大惨事が連続してるけど私は元気です。
でもこのブログはそういう社会的な出来事は取り上げない方針なので、
いつもの通りにやっていくつもり。
と、本題へ行く前に、このブログで去年の今頃取り上げた映画「哭悲」が
ネットフリックスにも配信されたので、確認のためちょっと見直した。
何を確認したかというと、Amazonprimeで別料金払ってレンタルした際、
たしか年齢制限がR16で血まみれ大乱交シーンを全編モザイク処理されてたんだよね。
それがネトフリではR18になってたので、その辺どうなのかな~と。
結果を言うとネトフリではモザイクなしでいろいろ丸見えになってたけど、
別にモザイクかけて隠すほどエロくもねえなという感想。
モザイクかかってたからどれほどエロいかと思ってたら…(;^ω^)
Amazonは気を使い過ぎというか、規制が強いのか…。
その辺ネトフリの方が規制が緩いんだろうな、というのは感じた。
そんなこんなで毎年新年第一回好例、映画感想回です。

「スーパーマリオブラザーズ・ムービー」

あらすじ
ペンギン達が住む氷の国に突如、巨大な飛行要塞が現れる。
その要塞から無数のカメの兵士とともに、カメ族の大魔王クッパが降り立つ。
ペンギンの王と兵士が立ち向かうも歯が立たず、クッパは氷の城を炎で破壊。
キノコ王国のピーチ姫と結婚し、世界を支配しようと企むクッパは、
城の中に隠されていた強力なパワーアップアイテム、スーパースターを手中にする。
一方、地球はアメリカのブルックリンに住むマリオとルイージの双子の兄弟は、
高圧的な上司スパイクの下で働くのをやめ、
2人で配管サービス「スーパーマリオブラザーズ」を立ち上げるが、
仕事は上手くいかず、父親にも非難されて頭を悩ませる。
そんな時、ブルックリンの地下の配管が破損し、市街地で洪水が発生。
マリオは自分達の名前を売るチャンスだと考え、ルイージとともに
無許可で地下の下水道に降り配管の修理を試みるが、そこで謎の土管を発見、
その土管に2人とも吸い込まれ、それぞれ別々の場所へとワープしてしまう。
マリオが意識を取り戻すと、そこは巨大なキノコが沢山生えた不思議な世界だった。
彼はそこで、この世界の住人だというキノピオと出会い、ここがキノコ王国であること、
大魔王クッパがキノコ王国を滅ぼそうとしていること、
ルイージのワープ先がクッパの支配するダークランドであることを知り、
助けを求めてプリンセスがいるというピーチ城に2人で向かう。
(以上wikiより)

世の中に完璧なものはないと思う人もいるだろうが、
案外と引くべきものも足すべきものも変えるべきものもない
完璧な作品というのは存在する。本作はその一本と言えそう。
ご存知の方も多かろうが、スーパーマリオの映像化は本作で三度目。
日本によるアニメ版はまだしも、アメリカによる実写版はかなり叩かれてしまった。
このせいか、著作権を持つ任天堂は自社作品の映像化にかなり慎重な節がある。
あれだけタイトルあるのに、実写スーパーマリオのあとは
ポケモンとカービィくらいしか映像化されてない(はず)。
漫画化はそれなりに多いんだけどね…。
これを再び、今度はフルCG作品として世に出すからには中途半端なものに出来ないと、
スタッフ間でかなりの練り込みや意見交換が行われたのは想像に難くない。
脚本に日本人の上田誠、製作にも宮本茂御大が自ら関わるなど、
「今回はちゃんとしたものを作る」そんな意気込みを感じる。
果たして公開されるや大ヒットを記録し、すでにウォーク一色で面白味もクソも
なくなっていたディズニー作品をぶっちぎったのは去年の映画興行界における
大きなニュースだった。
Amazonprimeはこれを年末年始の大型タイトルとして無料化してきたわけで、
そんな見る前から約束された大作、もはやつけるべきミソなどあろうはずもない。

冒頭のマリオとルイージが修理に出かけるシーンすら、
どこかスーパーマリオを彷彿とさせるギミックアクションになっていて、
マリオ履修者のハートをくすぐるつかみはバッチリ。
といって従来どおり、さらわれたピーチを救いに行く…ではウォーク主義者から
いちゃもんをつけられかねないと配慮してか、さらわれるのはルイージで、
むしろピーチは結構強いところを見せたりするのだが、
これが今やキャラ設定無視にならないのが、カート、RPG、スマブラなど
積み重ねて来たマリオシリーズの広さと深さ。そこを良く生かしている。
マリオが元々はキノコが嫌い、といった設定や、ゲームさながらの練習ステージを
なかなか上手くクリアできないので、懸命に何回も何回も練習するうちに
平気になってクリアを達成する…そんなくだりなどは、
「マリオも最初はうまくできなかったんだ!」
と視聴者の共感性をかきたててくれるじゃない。
こんな具合に、マリオシリーズファンのツボをズポズポ突きまくってくるのが本作。
これだけでもう十二分な働きなのだが、ずうずうしいキノピオ、
ピーチへの恋慕を歌うクッパといったオリジナル要素で笑かすのも忘れない。
ス…隙が無い。完璧な布陣だ!
あげくクライマックスではコング軍団に奇襲をかけるクッパ軍団が
マリオカートというより、どう見てもマッドマックスのパロディみたいなことを
やってたりなど、思い切ったシーンも見せてくれる。
特にいいところのないルイージも最後にきちんと見せ場があり
「これがスーパーマリオブラザーズだ!」
ジャーンといった具合に大団円。エンターテインメントの見本のような出来栄え。
人を楽しませる映画ってこういうことやぞディズニー。

「M3GAN ミーガン」

あらすじ
玩具メーカーFUNKI(ファンキ)社で研究者として働く天才的エンジニアのジェマは、
子どもにとっては最高の友達、親にとっては最大の協力者となるようプログラムされた
M3GAN(ミーガン)というAI人形の開発に携わっていた。
M3GANは特定の持ち主がペア登録することで、持ち主の行動から気持ちを学習し
日々進化していく高性能のAI人形である。それはヒット作を出してもすぐに他社から
類似品が出される現状を打開するために考案されたものだった。
ある日、ジェマは交通事故で両親を亡くした9歳の姪ケイディを引き取ることになるが、
研究一筋の独身者にとって育児はハードルが高い。
そこでジェマはテストも兼ねて開発中のM3GANを与え
「あらゆる出来事からケイディを守るように」と指示する。
ケイディはM3GANとの交流によって笑顔を取り戻していくが、
次第に養育者に向けるような愛着を持ち始め、
M3GANのケイディに対する愛情もエスカレートしていく。
そして隣人の飼い犬にケイディが襲われたことをきっかけに、M3GANは暴走を始める。
(以上wikiより)

新鋭ジェラード・ションストン監督によるSFホラー。
だが見てみると、ホラーというカテゴリに収めるのはちと惜しい、
むしろ純粋SF寄りの作品ではないかと思う。
脚本も新鋭のアケラ・クーパーだが、執筆には製作のジェームズ・ワンも関わっており、
たぶんワンがホラー要素を強めた脚本へ修正したんじゃないかな。(売るためにね)
でも、ホラー要素が決して悪いこもとないんだよな。
──現代的…というか若干日本っぽく感じたのは、
主役とも言えるM3GAN(以下ミーガン)が、美少女アンドロイドってとこだ。
似たようなテーマの一昔前なら、それこそスペースサタンとかアンドリューとか
人間的だけどどこか不気味で、あるいはおっさんだったりしたところを、
ケイディと同体格の女の子に収めたのは、ハリウッドにしちゃ珍しい。
ま、デッドリーフレンドなんてのもあったけど、
あれはシチュエーションがすでにホラーだったしな。
押井監督のイノセンスの影響とかも受けたのかなあ。
ハリウッドセンスにしては、ミーガンがあんまり不気味じゃないんだよね。
勝手に動いたりするところだけが不気味で。

これをホラーじゃなくてSF寄りと感じたのは、主題が恐怖ではなく
心の交流になっているところ。もともとケイディは普通の学校に通ってなくて、
そこを両親の事故死でさらに心に傷を負う。引き取った叔母のジェマは
ワーカーホリックで人付き合いが上手い方ではない。
そこを埋めるためにミーガンを使ったけど、ケイディが次第に麻薬中毒のように
ミーガンへ依存するようになり、果たしてこれが正しい養育なのか、
人と人との関係なのかと視聴者へ疑問を提示している。
昨今の発達著しいAIへの警鐘にもなってるんだ。
そしてそれに対する答えも描かれる。
ホラーって恐怖へ持っていくためにテーマを投げがちだけど、
それをちゃんとドラマとして回収しているんだ。
だからホラー要素なくても良かったかなあなんて思うんだけど、
これでミーガンの叛逆がなかったりしたら、クライマックスの「うおおお」と
一番盛り上がるシーンもないわけで、ここがホラー要素が無駄じゃなかったところ。
ほんとあのシーンに関しては、エイリアン2を彷彿とさせる強烈さがあり、
それも含めて「これもうSFアクション映画でええんちゃうか」と
終わった後に思わしめた次第。
いろいろな要素がうまくいったごった煮みたいな。
スーパーマリオと同じくらい今回オススメの作品。
ちょっと惜しいのが、ミーガンが四つ足で歩くシーンで、本当はきっと
「もののけ姫」冒頭のタタリガミみたいにしたかったんだろうけど、
人間の不器用な四つ足走りになっちゃってる。…予算がなかったんだろうな。

「REBEL MOON パート1 炎の子」

あらすじ
巨万の富と強大な軍事力を持つ帝国マザー・ワールドが支配する銀河。
かつて帝国をおさめていた王家は暗殺され、現在は摂政バリサリウスが支配していたが、
その苛烈な政治に反乱が起こるようになっており、バリサリウスは体制を強化するため
辺境にもっとも残酷な指揮官ノーブル提督を送り込んだ。
過去を捨てた女性コラは、辺境の村でひそかに暮らしていた。
しかしある日突然、ノーブルの軍勢が村を来訪し、重税を押し付けたうえ
見せしめに村長夫婦を殺害、さらに見張りとして1小隊を置いて去っていく。
コラは村人たちを守るため、そして自身の過去と向き合い償うために
立ち上がることを決意。ノーブルの駐留小隊を皆殺しにし、
有名をはせた元帝国将軍タイタスや、反乱軍の協力を得るため
村人のグンナーとともに旅立つ。

あらすじを読んでピンときた人もいるだろうが、本作は黒澤明の映画
「七人の侍」からインスパイアされたスペースオペラだ。
監督・脚本はザック・スナイダー。ネットフリックス限定映画でもある。
(最近ネトフリに転ぶ大物監督が多いよな)
ようするに、ルーカスが「隠し砦の三悪人」から「スターウォーズ」を作ったように、
ワイも「七人の侍」から「リーベルムーン」でひと山当てたるで
といったスナイダー君の野望が見え隠れする。
それ自体は全然いいことだし、スローを多用したアクションシーンも
凡百の監督に比べたらスナイダーは圧倒的に上手い人なので、
そこに文句のつけようはない。
若干元ネタ要素があからさますぎるかなという気はするけども(;^ω^)
この手の作品だと、日本でも「サムライ7」というアニメがあったが、
あれも相手は野武士だったのに対し、本作は銀河の多くを征服した大帝国と
えらくデカイ相手で、彼我戦力さがありすぎて「これは勝つの無理でしょ」
まだパート1なのでどうとも言えないが、
この差をどう埋めていくのかが今後の注目と言える。
そういやスナイダー君がやってた「アーミー・オブ・ザ・デッド」シリーズは
どうなったん?(第二作のシーブスで止まってるんだが)

七人の侍では、三船敏郎演じる菊千代が元農民で武士を騙る、
いわば「どちらでもない」人物としてキーパーソンになっていて、
それはサムライ7でもそうなんだけど、本作における菊千代が誰なのか
今のところちょっと分からない。
他の配役も原点にそのまま当てはまらないんで、
それほど気にすることでもないのかもしれないが、
やっぱり重要な役どころだし気になる。
個人的にかつての王家に仕えていた不死身のロボット・ジミーが
その役どころなんじゃないかと思うんだけど、パート1の本作ではあまり出番がない。
このジミーの吹き替えを最近あまり見なくなった池水通洋さんが演じてるのは
ちょっと注目ポイントかな。原点ではアンソニー・ホプキンスが声を当てている。
原点との比較も楽しいが、SFとしての見どころも結構ある。
類似例のスターウォーズに比べてしまうと、やや凡庸に感じるものの、
複雑多様な種族が活躍するところや、メカニックの魅力に関しては
少なくともSW7~9よりずっと上(7~9が話にならんのだが)
しかし結局メカニックアクションより、ステゴロ自慢に偏重しちゃったのは
300やスーパーマンVSバットマンのスナイダーらしいかねえ。
ちょっと悪役の魅力が弱いかもしれないが、
あまりスターウォーズ的になるのも何だし…。
この辺、ノーブル提督よりバリサリウスの方に期待かな。

わあ今年は特にハズレ映画を引かなかったわw
ネタ感が…。
そんなこんなで今年もよろしくお願いします。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

年の瀬も迫ったせいもあり、なんか曜日感覚が狂ってるんだけど
これが公開される時には日曜日なんだよねえ。
いつもやってる番組がないせいか妙な感覚だ。
ちと早いけれども、年が明けて来週後半にはネプチューンをネタにした
海王星30が各ストアから発売されているはずなのでよろしくお願いします。
海王星30紹介画像

今回はどのストアからも直しの要請が出ず、ストレートに通過している。
なんだ松田君もやればできるじゃないか!
…実を言うと、入稿直前になってタイトルを前のから変更してなくて
(つまり「天王星」のままだった)あわてて直したという一幕もあったのだが。
あと別に手を抜いたわけではないが、枚数も今回は少なくなって
基本12枚、文字あり107枚、文字なし338枚になっている。
本来ならこのくらいでええはずなんよ。
木星以降、ちょっと枚数が多くなりすぎてユーザーにも
負担なんじゃないかと考えてたんで。
まあ文字なし差分なんかは、ご自分でいらない絵とか削除していただくと
使いやすいかもしれません。僕は購入したCG集なんかでけっこうそうしてます。
余談ながら、海王星の文字なし差分には本編にまったくないシーンなんかも
入れておいたのでそれなりにお得感は出したつもり。
このシリーズも次回作「冥王星30」で一区切り。
元作品の知名度のおかげか、そもそもweb同人ではフルカラーCG集の方が需要が高いのか、
かつての漫画よりだいぶ売り上げが向上し、やっぱりやって良かったと思ってる。
今後もこの勢いを維持していけたらいいね。
その後はエヴァのリツコ、気が向いたらミサト、さらにその後は春麗とか家元とか
熟女系列で続けていこうかと。
プリキュアはやらないのかって?
そうそう、このブログが出るころにはもう来月が差し迫ってるので
ついでに来月の定例イラストも載せておこう。
来週は毎年恒例の映画感想回だしw
キュアドリーム0010000

キュアルージュ0010000

キュアミント010000

というわけでオトナプリキュアから三人をバニーにしておきました。
彼女たちも社会人で、特にかれんが医師として現場に出てるってことは
すでに30近いはずだから立派な熟女と言える。
オトナプリキュアということは、こういう歳になって、
あの手のコスチュームを着てる…そんなイタイエロさができるのではと考えていたら、
公式から「変身すれば歳が戻る」といった形式にされてしまい、どうすれば…
などと頭を抱えているところだが、
まあその辺は同人誌だから深く考えることもないか。
むしろ問題は、プリキュアを同人シリーズにするには、
すべてのプリキュアに思い入れがあるわけじゃない
ってのが一番デカイハードルなわけで。
それを言うたらセーラームーンだってそうなんだけど、
あのシリーズはなんと言うか、もうコスチュームのエロさで十二分に魅力がある、
つまり勝っているところがあって描き切れたとも言える。
例えばキュアブラックは熟女化してエロくできる自身はあるが、
キュアマリンは熟女化してエロくできるかっていうと、全然想像できないw
まあ、キュアマリンは好きな方なんだけども。
それでもプリキュアはきっといずれネタにするだろうけど、
全員はやらないだろうなあって感じやね。
バニー絵も来月はどうしようかなあ、残り3人描こうか描くべきか。
(あんまミルキィローズ好きやないねんな)
そんな具合でゴチャゴチャした感じになってしまったけど、
今年もごひいきのほどありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。

~今週の映画~
今回はM・ナイト・シャマラン監督のサスペンス「ノック 終末の訪問者」の感想。

あらすじ
エリックとアンドリューの同性愛カップルが、養女ウェンとともに
山小屋で休暇を楽しんでいたところ、
レナードと名乗る巨漢を筆頭とした四人組が現れて、
「君たち三人のうち誰かを犠牲にするか選んでくれ、さもなければ大変なことになる」
と一方的な要求をつきつける。
どうにも要領を得ず、荒唐無稽な話に納得できない三人は
抵抗むなしく捕らわれの身となる。
しかし四人組は凶悪な武器こそ携えているが、手を出すことはなく、
あくまで紳士的に「犠牲を一人選ぶ」ことを請い続ける。
「選ばなければ、君たちは生存するが他の人類は滅亡する」
「そんな話が信じられるか」「僕たちは家族を絶対に犠牲にしない」
当然のようにつっぱねると、四人は仲間一人の脳天に武器を叩きつけて殺害した。
意味の分からない、それでいて恐ろしい状況にうろたえる三人をよそに、
レナードはテレビでニュース番組を入れると、そこには信じられない大災害が
人々を襲う映像が映し出された。

これパッケージ画像を見て、ホラー映画っぽいなと思って選んだんだけど
実際に始まってからシャマランの名前が出た瞬間に
「あっ、しくじったかも」と嫌な予感が頭をよぎった。
「シックスセンス」「ヴィジット」「スプリット」の成功が印象的なシャマランだが、
信じられないほどの駄作も多く「エアベンダー」「アフターアース」などは
なかなかキッツイ。
ようは当たり外れが大きい監督。
そしてその予感は、今回はまあまあ当たってしまったと言える。
家族の内ひとりを犠牲にしないと世界が滅びる、といった理論的に説明しがたい
不条理設定はいかにもシャマランらしいが、そのいっぽうで預言を与えられた
四人組がどうにも頭が良くない。
実質的リーダーにして主演とも言える元WWEのスーパースター
バティスタ演じるレナードなんか、教師という設定のわりに
もっともらしい説明をまったく講じないのだ。
…というかこんな全身イレズミだらけの教師とかいくらアメリカでもおるんか?
おるのかもなあ…。
この四人組は何者かから(まあたぶん神なんじゃね)
これから起こるビジョンを見せられて集まったんだけど、
じゃあこれから何が起きるかを、犠牲を選択する三人にちゃんと示したらええやん。
まったく示さないんだよね。
それで信じろとか無理に決まってるやろ。

そんな具合に、本作は終始要領を得ないわりに、破滅だけは迫ってくるという
説得力のまるでないストーリーが延々と続けられ、それでも何となく三人の家族も
「これマジでやばいんじゃね」という具合に何となくなっていく。
それで結末はというと、それは言えないけど、意外性もなにもねえな!
ちょっとシャマランらしからぬ締まりの悪さを感じる。
しかし一方で、同性愛カップルに東洋人養女という
いかにもポリコレに屈したかのようなネタながら、
ちゃんとそれをストーリーの中心に絡めて展開したあたりは、
うまいことやってるなあと思わないこともないのだ。
つまるところ、やってきた四人組がただの善人だったことが
話を面白くなくしてるんだと思う。
こいつらがいわゆる後味の悪い映画(「ファニーゲーム」みたいな)
のような残酷な人間だったら
話の緊迫度合いやシャマランお得意の切れ味あるどんでん返しも
きれいに決まったかもしれない。
うーん、バティスタの強烈な存在感だけの映画になっちゃってるな。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

思いのほか盛り上がらんなあ
ウマ娘シーズン3も中ほどを越えた頃、毎週の配信を見ながら僕はそう感じていた。
恐ろしいほど盛り上がりを見せ、ウマ娘というコンテンツの評価全般すら引き揚げた
と言って過言ではないシーズン2の終了からはや2年。
多くのアニメファンが待望したシーズン3だったが、
どうにもシーズン2ほどウマく話が回ってない印象だ(ウマ娘だけに)。
ネット上の他の反応も似たようなもんらしい。
とはいえ、これがスタッフに問題があるから…とは全く思わない。
それはウマ娘というコンテンツそのものの扱いが難しいと分かってるから。
・若干のアレンジが認められているとはいえ、
 アニメ・漫画版のストーリーは「史実をもとにする」ことを基本としている。
・といって権利上の問題から使えるウマ娘と使えないウマ娘がいる。
 (使えないウマ娘も別名で出すことはできるが、
 それをメインキャラとして扱うのはなあ、となる)
・擬人化少女モノではあるが、権利が絡むのであからさまなすけべはNG。
といった難題と常に戦いながら製作するスタッフの気苦労は大変なものだろう。
逆を言えば、シーズン2があまりにもウマくハマりすぎてしまったとも言える。
テイオーとマックイーンのライバル関係やケガに苦しむ姿を描きつつ、
その両者に関わる史実エピソードとしてライス、ブルボン、ネイチャ、BNW
といった脇のエピソードを絡めることができたし、
さらにこれにあい乗る形で、史実ではまったく絡まない格下ツインターボが
格上テイオーを勇気づけるといった感涙エピソードに。
つまりスポ根ものとして、これ以上ないほど理想的な形にすることが「可能」だった。
いっぽう、シーズン3はこのルールが逆作用した節もある。
地味に大きいのが史実でキタサンもダイヤも大きいケガをしなかったため、
スポ根モノではお約束の「倒れても立ち上がる」不屈の感動に
つなげられなかった面はある。
もちろん、先週のシュヴァルがキタサンに勝つシーンは感涙ものだったので、
シーズン3がまったくのダメだったってことはない。
シーズン1、2と同じような話にしちゃうのはマンネリという考えもあろうし、
うーむ難しいネタだよねえ。

これ似たようなことを感じたのが、次の同人誌に向けて復習していたエヴァンゲリオン。
年月を経るごとに人物評価を下げている風潮のあるミサトだが、
今回見直して、そうした風潮も分からないでもない。
特に「それはどうよ」と思ったのが12話。
シンジのシンクロ率が上昇し、追い抜かれそうになって不機嫌なアスカの態度に
戸惑うシンジ。
「さっきのあれ気になる?」問うミサト。
「どうすればよかったんだろう。なんていえばよかったんだろう」
「そうやって、いつも顔色ばかりうかがってるからよ!」
といきなり辛らつな返し。
さも悩み事の相談に乗るような口調でその返しはないやろがいw
シンジの性格なんてとうによく分かってるだろうに。
このころはまだ加持も存命だったので、余裕がなくなってるわけでもなく、
急にキレる意味が分からない。
あとやたらリツコをぶん殴ったり(計三回)。
リッちゃんが悪くないとは言わんが、ミサトにも責任あるやろ~。
そんな具合に、ミサトは最初から最後まで矢面に出ているぶん、
いいところも悪い所も目立って、総合的に損してるのかも。
でもエロくてシンジにやたら近いため、同人のネタとしては優れているのよね。
…あとやっぱり、テレビ版は新劇シリーズよりもよく出来ていると感じた。
前にも語ったし、細かい所をあげつらうとキリがないので端的に言うと
主題がブレてない。
旧エヴァは頭から尻まで碇シンジの物語なんだ。
新エヴァは破以降、どうしたいのか分からない(分かりづらい)
スタンスのぐらつきを感じる。マリの存在も結局はっきりさせられなかったし、
突然綾波が農業したり、ゲンドウのモノローグになったり。
この辺がまさに上記した、
「前作と同じように終わったら、作り直した意味がない」ってとこなわけで。
きっと新劇のプロデュースに関わってる連中からも鈴原サクラなみに
「テレビで放送できる内容にしてくださいね!」って言われてそうw
庵野さんも大変やったろうなあ。もっと自由に作らせたかったわ。
…でもそうすると、いつまでたっても完成しなかったかもな_(:3 」∠)_

~今週の映画~
今回は元祖TRPGの完全映画化「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」
の感想。

あらすじ
吟遊詩人のエドガンは、かつて秘密組織ハーパーに所属し平和に尽くしてきたが、
妻ジアがレッド・ウィザードに殺され、失意のうちにハーパーの誓いを捨てた。
遺された娘キーラと荒んだ生活を送っていたが、
境遇を憐れんだバーバリアンのホルガとともにキーラを育て、
生きるため泥棒となった。魔法使いサイモン、詐欺師フォージらと組み、
人を傷つけず金持ちのみ標的とする盗賊である。
彼らに目を付けたウィザードのソフィーナは、
ハーパーの要塞・コリン砦にある宝の横取りを依頼。
宝の中に死者を甦らせる「よみがえりの石版」もあることから、
エドガンはジアの蘇生を目論み、キーラを家に残し最後の大仕事として砦に忍び込む。
首尾良く宝は手に入れたものの、脱出の際にソフィーナがタイムストップの魔法を使い、
エドガンとホルガは取り残される。
キーラと「よみがえりの石版」をフォージに託し、二人は投獄されてしまった。
2年後、恩赦審議会の最中に脱獄した二人は、
フォージがネヴァーウィンターの領主となったことを知る。
面会を申し込み、二人はフォージに保護されていたキーラとも再会するが、
フォージの嘘によりキーラの心はエドガンから離れていた。
さらにフォージはソフィーナといまだ手を組んでおり、
二人を罠に掛けて捕らえる。辛くも逃れた二人は、
キーラと「よみがえりの石版」奪還のため、かつての仲間のサイモンを誘う。
さらに情報収集のため、サイモンが想いを寄せていたドルイドのドリックに接触。
フォージを止めるという同じ目的から手を組むこととなった。
(以上wikiより)

ダンジョンズ&ドラゴンズの映画化はこれが初めてではない。
結構前に、たぶんジャクソンによるロード・オブ・ザ・リング映画化に便乗し、
どこかが作ってた覚えがあるが、なにぶん主人公以外は十把一絡げな扱いの出来栄えで、
そのいい加減ぶりに飽きれた記憶しか残ってない。
そんな経緯から、再度の映画化に嫌な予感を覚えたものの、
実際に公開されると、見た人からは絶賛の嵐。
つまり今回はちゃんと作ったってことか。
このたびようやく(無料)配信されたので、わくわくしながら視聴した。
結論から言うと、近年でも有数のファンタジーアドベンチャーだった。
特にいいのが主要人物ひとりひとりのキャラの立たせ方。
いや当たり前っちゃ当たり前なんだけど、前のD&D映画はこれができてなかったから…。
そのうえこれ、よりによって主人公が吟遊詩人なんだよ。
普通、この手のゲーム映画の主人公にする、ってD&Dのさまざまなクラスの中から
詩人を選ぶか? 選ばないでしょ。
でも実際のTRPGゲームプレイではあり得る。
そういった部分を落とし込んで、かつ映画の主人公として面白くするために、
口八丁を得意とするキャラ立てしたのは「わかってんねえ」と言うほかない。
おまけにちゃんと吟遊詩人らしく歌うシーンまである。
作詞作曲も大変だから、この作りこみ、スタッフはD&Dを愛してるな
というのがビシバシ伝わってくるのだ。

個人的に一番のポイントだったのは、劇中でさりげなく加わる「そこここの杖」で、
これは見える場所2点に、入り口と出口のポータルを開くマジックアイテム。
ゲームマスター的視点に立てば、これはプレイヤーたちが詰まった時のために、
ゲームを進行する別の方策として用意しておいた天の助けと思える。
しかし、見えない場所にはポータルを開けないため、
これをどう使って目的の場所へ行くかで、プレイヤー(登場人物)たちは頭をひねる。
コンピュータゲームだと自動イベントとして消化されちゃいそうな部分だが、
こういう状況で自由にアイデアをひねり出して解決するシーンこそ、
まさしくTRPGの醍醐味。それを映像化しているところに、
いわゆるロードス世代でTRPGにずっぽしハマっていた僕みたいなのは
「これってそういうことだよな」とウハウハ喜んじゃう。
そのほかにも、ちゃんとブラックドラゴンが酸を吐いてたり、
オウルベアやディスプレッサービーストなどD&Dオリジナルのモンスターを
中心に出して、D&Dっぷりを主張するところは大いなるファンサービスか。
ビホルダーは名前だけで出てこなかったけど。
(倒しづらいモンスターなのでしょうがないか)
最近の映画にしてはポリコレ要素も少ない。エドガンの妻が黒人だったり、
ハーフエルフのサイモンが黒人だったり、パラディンのゼンクが黒人だったりするけど、
でもD&Dって指輪物語ほどガチガチに設定決まってないしな。
キャラクター=プレイヤーの分身であることを考えれば、人種は問題ではないだろう。
ポリコレと言えるのがそのくらいで、同性愛要素も押し付け概念もなかった。
唯一ミソをつけざるを得ないのが、ドリックの吹き替えがモデルの南沙良であること。
俳優でもないなんでこんな奴を連れて来たのか。とにかくひどい演技。
この傑作唯一の汚点として、非常に腹立たしい。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

onacoにアカウントつくりました!
Screenshot_2023_12_16-2

…しまった。リンク張ったけど、クローズドSNSだから登録しないと見れないんだw
onacoとは何ぞや?という人のために説明しますと
「「onaco」は成人男性の自慰の効率・質を高めることを目的としたサービスです。
R18SNSとコミッションサービスを組み合わせることで、
成人男性の自慰の効率・質を向上させます。」
公式ブログより)
平たく言うと「リクエストもできるR18系Twitter」みたいなもんだ。
Twitterがマスクに買収されて、これで良くなると思いきや
そんなことはなく、絵描きに対する扱いは全く変わらないし
むしろ有料利用者による情報の悪質な利用や拡散が横行し、
といって有料利用者をちゃんと保護するわけでもない杜撰な管理も露見し、
住み心地は悪化したかもしれない。
じゃあ代わりになるSNSとして最有力と目されたmisskeyは
Twitterよりもエロに対する締め付けが強く、
水着やバニーガールですらフィルターをかけないとBANなレベル。
追随するマストドン、タイッツーもこれに関しては似たようなもんで、
正直エロをやってる身としては「どれも使い物にならない」と言って過言ではない。
フィルターをかけて投稿じゃあ宣伝にならないよね。
onacoの運営は「小説家になろう」で知られるHINAプロジェクトなんだけど、
そうした状況を憂いてこのSNSを立ち上げたんだと思う。
まあよく言われてるようにこの手のSNS運営は大変ということで
広告ついてたりするんだけど、皆さんお馴染みのFANZA広告なので、
onacoを利用するような人たちにとっては邪魔にならないだろう。
使用感としては、読み込むたびいちいち「お好み」(Twitterにおける「おすすめ」)
を表示されてしまい、フォロー(Twitterでいう「フォロー中」)に固定されないのは
若干手間ながら、住み心地は悪くない。
というより、Twitterみたいに「これ投稿して凍結されねえかな」などと
内心ビクビクする必要がないのは、精神的に大いに安心感がある。
ただ、やはりまだ始まったSNSということもあって反応が弱いこと、
あとアカウント製作の安易さや、それに伴うリクエスト管理の脆弱性も指摘されており、
改善点は多いものの、一番重要なのは上記の点なので伸びる可能性は大きいと思う。
パソコンもビデオも普及したのはエロのおかげということを忘れてはならん。
余談だが、リクエストを受けるには「クリエイター登録」が必要なのだが、
これには二次創作ではなくオリジナル作品での申請でなければはじかれるらしい。
僕は当面リクを受けられる状態じゃないので、クリエイター登録をしてないけど、
考えている絵描きの方はその辺お気を付けください。

さて月光30シリーズも製作状況としては残り一人プルートのみとなり、
そろそろ次回作について考えなければいけない状況になっているが、
やはりここは前から述べていた通り赤木リツコのifストーリーを描こうと思い、
そのために今、テレビ版エヴァを復習しているところ。
「ナディア」の頃からテレビアニメ製作との不和を抱えていた庵野監督は、
結局「彼氏彼女の事情」を最後にテレビシリーズから離れてしまったけど、
でも僕はやっぱりテレビシリーズのエヴァの方が新劇より面白く感じる。
それはOPアニメにおけるイメージや情報の出し方の上手さだったり、
登場人物の側面の描きこみだったり、パロディだったり。
この辺どうしてもテレビに比べて尺が短い映画では、
庵野アニメの良さが薄まったように思う。
テレビの時にはあったのに、映画に行く際切り捨ててしまった…なんだろう…
俗っぽさというのかな。それをすごくもったいなく感じたんだ。
特に本編ではハブられがちなジェットアローン回が、
これ脇道の話にしては今見るとすごく面白いんだよなあ。
戦闘ロボットにリアクターを内蔵するのが是か非かを論争し、
ネルフの邪悪さを匂わせつつ、本題はミサトとシンジの関係を描く。
こうした複数の重要なテーマを、大立ち回りはなくともロボットアニメ的見せ場も作って
うまいことさばいているのに痺れてしまった。
「うらやましいな、それって家族じゃないか」で締まるオチもいい。
うーんいいアニメじゃないか(なにを今さら)。
むしろ新劇はサハクイェル戦のダッシュシーンを大げさにしすぎて
ギャグになっちゃったりとかかなしいなあ。

で、これをリツコifをとしてストーリーCG集にする予定なのだが、
前まで思っていたほどの手間は、もしかすると食わないのかもしれない。
毎日の進捗を見ている人は、なんとなく気づいているかもしれないが、
製作で手間になっているのは多人数プレイのシーンで、
つまり棒が増える→入れる場所の差分も増える→射精差分も増える
といったトリプルコンボが発生するためだ。
今回描こうと思ってるエヴァ同人は、シンジ×リツコだけのつまり1on1。
多人数プレイに比べると手間がかからない。
かかるとすれば背景関係になるだろうが、それも一部だけであることを想定すると、
製作期間は今までと同じくらいになるのではないか、と。
まあ実際は作ってみないと分からないんだけど、
もし今までと同じ製作期間になるようなら、値段も同じくらいにしようと思ってる。
もう一つの懸念は絵柄の方で、このCG集に向けて一応キャラの立ち絵を作ったんだけど、
作ったあとで、テレビシリーズを見直すと貞本デザインとの違和感が半端ない。
Screenshot_2023_12_16-1

プロポーションはキャラデザイン表とか見ないで描いたんで(;^ω^)
これでも前に見せた立ち絵から改善したのだが。
「松田君の絵でええんやで」と言ってくれる人もいると思うけど
今エヴァを見直してる俺が納得できないというw
なので実際の製作では、これをボツにして新たにその場面に応じて
立ち絵を作る可能性が濃厚。でも貞本デザインのリッちゃんて骨ばってんな。
僕は本田雄さんとか黄瀬和哉さん描くところのリッちゃんが好きやねん。
という具合で、とりあえず次回作の目標は立てておきました。

~今週の映画~
今回はSFサバイバルアクションシリーズの完結編
「メイズランナー:最期の迷宮」の感想。

あらすじ
トーマス、ニュート、フライパンの3人は
フレアウイルスの抗体を有するグレーダーたちの最後の生き残りであった。
ヴィンス率いるライト・アームの命令に反して、
3人は友人のミンホを救うべく行動を開始。
抗体を持つミンホは、世界災害対策本部(WCKD)で
フレアウイルスの治療法を見つけるための実験体になっているという。
3人はWCKDの本部がある最後の都市へと向かった。
トンネルを移動している最中、3人はクランク(感染者)に襲撃され窮地に陥ったが、
その場に駆けつけたホルヘとブレンダの助力で何とか乗り切ることができた。
いっぽう、WCKDの本部はミンホの血液から血清を作ることに成功していたものの、
思うような治療効果は出なかった。
5人は最後の都市に辿り着いたが、町は防御壁に囲まれていて、
容易に侵入できそうになかった。壁の外でフレア感染者たちが
「俺たちを壁の中に入れろ」と抗議集会を開いていると、
WCKDが群衆に向かって発砲。パニックの中で退散するトーマスたちは、
覆面を付けた武装集団に身柄を拘束されてしまう。
その集団の中にはなんと死んだはずのギャリーの姿があった。
(以上一部wikiより)

メイズランナーはだいぶ昔に1と2まで見て、
本作3の公開前後くらいに有料動画配信サービスが隆盛し、
配給元の20世紀foxはそれに乗り遅れた形でうだうだしてる間に
ディズニーに買収。ディズニー+以外では別料金を払わないと見れない
みたいな状況になっていたのだが、うーん僕は別にいいや、と放置していた。
そう思ってしまったのもなんと言いますか、
本シリーズには妙な思想的偏りをそれとなく感じてしまったから。
そうでなくとも計算されてるようで、実は相当なご都合主義がまかり通ってたり、
敵が一見悪のようで、本質的には主人公たちも彼らと変わらないことが
ラストで露呈したりと「なんじゃこれは」的な納得しがたい話なのである。
主人公であるトーマスは「俺は正しい!俺ならできる!」
といった進撃の巨人における初期エレンみたいな考え方で、
普通こういった思想の人物は、あとで痛い目にあって成長する…
のがあるべき流れだと思うのだが、基本「彼が正しかった」
みたいな形で物語は進行していく。なのでトーマスの成長はないw
これでトーマスが有能ならまだしも、本作序盤で銃を持った仲間に対する指揮も
「あっちへ撃て」「いやこっちへ撃て」とガバガバ。
それでも丁度いい所へ仲間が現れるので助かってしまうという…。

他には冒頭の列車強奪シーンにしろ、綿密に計画されているようで、
敵のティルトローターを奪うことが前提になっており、
奪うためにはティルトローターが降りてきてもらわないといけない。
さっきまで殺そうとランチャー撃ちまくってたティルトローターが
なんで都合よく降りて兵隊放出してんすかねこいつら…。
クライマックスでも、危険な感染者を閉じ込めているはずの強化ガラスが、
主人公が投げたボンベがぶつかっただけで割れてしまうという。
それはどんな強化ガラスなんだよ!
とまあ終始こんな具合に、主人公に都合のいい展開が起こる。
とはいえ一番呆れてしまったのが、主人公たちの属するライトアームの態度だ。
WCKDを構成する金持ち連中は、いざとなればまた新しく壁と都市を建設して、
感染者のない場所へ逃げよう、と考えている。それは富の独占と選民思想、
加えて感染者を見捨てる行為であり、悪の如く描かれているが、
なんとまあライトアームたちも最終的に同じようなことをするのである。
しかも、フレアウィルスの治療法を知っているにも関わらずだ。
「これで俺たちは正しかった、俺たちのパラダイスを繁栄させようぜ」
みたいなエンディングを見せられても
「なんだかなあ」みたいな感想しか浮かばねえっス。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ