満身創痍とはこのことか。
先日北海道近辺で台風並みの低気圧が発生し、
ひろく全道を暴風雪がみまったことをご存知の方もおられるだろう。
ただ、このとき僕の住んでる地方ではまったく雪も雨も降らず、
ひたすら暴風が吹いていただけで、気温もそれほど低くなかったし、
大きな問題はなかった。
だが、そううまい話はなかったのである。
その後夜間から朝方にかけて降ったみぞれじみた雪が、
暴風によって氷を形成し、さらにその上にフワフワの綿雪が積もったため、
いつにもまして滑りやすい道を形成してしまったのである。
この手の路面は三月などの春先にはよくあるが、
三月だと融けかかっていることから、足跡や轍の形状で凍って平面になることはなく、
滑りやすさにもそれなりの限界がある。
しかしまだ寒さに容赦のない二月にできたために、氷面はまっ平になっていた。
その恐るべき滑りやすさによって、
僕は生まれて初めてたった一日の間に五回も派手に転んでしまった。
本能的に右腕をかばったので描くのには問題ないが、
代わりにつっかえにした左腕をやってしまった…。
うち一回は右ひざをついたこともあり、そっちもやってしまい、
せっかく治りかかった右脚側も逝っている。
逝ってる言うても動くんだけど。
痛みで左ひじと右ひざをつけないのが
どれほど不便であることか。
orz ←いわゆるこういう体勢がとれないw
右肩が四十肩であることを含めれば、無事なのは左脚だけである。
二月は肉体的に踏んだり蹴ったりだなあ…。
そいうことを踏まえて(踏まえる意味はないが)、今週のブログをやっていきます。
まずとりあげるのは「ジャイアントまりん」のファンアート。
前々から寄せていただいたんだけど、僕のふところに収めたまんまというのももったいないし、
やっぱりブログで紹介するべきだよなと思って…。
特設コーナーとか設けようかとも考えたが現行のレイアウトだと、
どうやらメニューバーを作れないらしい…(;^ω^)
と、とにかく紹介していこう。


この二枚は右の「交友関係作家の作品(一般)」にもあるギズモ先生の作品。
ワイの描くまりんより可愛いぞ。
僕は漫画本編に登場する建物の看板に、交友関係者の名前をネタにしてるんだけど、
その際ホテルの名前はどうしよう、と迷っていたら名乗り出ていただいた。
しかしギズモ先生は「ギミックP」という名義も使っておられて、
その時のTwitter名義がギミックの方だったんで、そっちを使用したのだ。
うーん「ギズモ」の方がよかったのかな。
僕は「monsuter gals!」が好きです。
なんで広告はそっちの書影じゃないかというと、
あれ扱ってるところと扱ってないところがあるんですよー。

こちらも右の「交友関係作家の作品(アダルト)」の長谷円先生の作品。
ぽっちゃり感が長谷先生っぽくていいですね。
ボンデージの質感も素晴らしいです。
長谷先生は「まりん買いました」とのご報告をいただいたんですが、
DMM電子書籍のアプリが開けないと言われて調べたら先生win7やったんですね(>_<)
結局ブラウザで読んでいただいたとのこと。
電書アプリって定期的に開いてアプデチェックしないといかんみたいですね。
僕はwin10だけど久々に開いたら不具合あって、パッチ適用しましたわ。
あっそうそう長谷先生の最新作「人妻姦落」が発売中なのでよろしく~。
以上です。
ファンアートは随時募集しております。Twitterの方にリプしていただければ、
今回のようにブログで取り上げたりしますので、お暇ならおたよりください。
あっそうそう、そんな「ジャイアントまりん」の電子書籍版6巻は
来週中ごろくらいから各ストアで発売予定です(ダイマ)。
さて今日もうひとつの本題、毎年やっているプリキュア総括をしていこう。
これを書いてる時点ではまだ最終回ではないが、最終回は実質引継ぎ回らしいので…。
地球を癒す、をテーマに掲げた「ヒーリングっどプリキュア」は
コロナ禍という苦境に遭遇しながらも、きっちりまとめあげて結構よい作品だったと思う。
まあ去年がね…ヽ(^o^)丿
キャラは良かったし、宇宙を全面に出すなど意欲的だったスタートゥインクルは
とにかくシナリオがあかんくて、中でも代表的な
「コスモが人質に取られた、攻撃できない!」
コスモ「頭を攻撃するのよ!」
「そうか!」
(そうかじゃねえ、デカイ相手なんだから見ればわかるじゃろがいw)
は未だにバカバカしくて記憶に残っている。
諸悪の根源もどちらかというと12星座プリンセスの方で、結局連中は反省していない。
主役五人のその後とかは良かったけど、それ以外がガバガバだったので
なんとも腑に落ちない決着だった(テンジョウさん死ななくてよかったけど)。
これを反省したのか、ルパパトなどで評価の高い香村純子さんを迎えた
ヒーリングっどの脚本は全般的に変な回、変な構成とかは見られなかった。
僕個人で評価が一番高かったのは「はじめてのケンカ、すれ違うのどかとラビリン」で、
なんだよ俺の好きな「GOプリ」の田中仁さんが脚本じゃないか。
仲間の妖精にダサイ言われてもラビリンは気に入った「ラベンだるま」を
のどかの協力で手に入れたラビリンだが、ニャトランに突っ込まれて逆切れし、
のどかとケンカになる…という話。
最初はのどかとラビリンで協力して、欲しいものを手に入れて良かったね
という話なのかと思ったら、急転直下ケンカになり、それが原因で変身不能になる。
その切り返しの緩急が上手くて、しかもこれは誰かが悪いというわけでもない。
強いて言うならラビリンが悪い。だからこそちゃんと謝って仲直りしようという…。
このエピソードを通じて「ケンカはよくない」
「周りの人が何と言おうと、自分の好きを偽ってはいけない」といった
プリキュアの役割である情操教育もやっている。
ひとつぶでえらい旨味のあるエピソードになっていた。
OPから伏線の貼られていたダルイゼンとのどかの決着も脚本の腕が光っている。
「お前は困ってる人を救いたいとか言いながら、弱ってる俺は救わないのかよ」
といったのどかの行動原理を突くようなダルイゼンの要求。
これ結構難しい問題だと思ったんだよね。
プリキュアでよくある概念的悪役なら「希望と絶望は隣り合わせなので受け入れる」
そんな選択もアリだが、ビョーゲンズはマジ病気なのでそういうわけにもいかない。
といってダルイゼンの要求も、その論理に従えば筋は通っているように聞こえる。
そこを
「違うわい、お前は困った時だけこっちを利用して、
終わったらまた悪事を働くんじゃろがい」(意訳)
とロジックを切り替えてはねのけたところは上手かった。
話題を別方向に切り替えて論破する(してるように見せる)のは
ひろゆき氏あたりがやっている、現実によくある行為だが、
自分ひとりで脚本を書いてると、会話の勢いに熱がこもってなかなか冷静にやれないもんだ。
有名監督とか漫画家でも勢いに流されてしまってることがよくある。
この感情的な流れでよくシフトしたな香村さん、と感心しちゃった。
あるいはかなり最初から考えていた切り返しだったのかも。
しかしながら、やはりコロナ禍が本作に大きな影をおとした。
2か月もの休み期間はやはり厳しく、放送期間延長こそされたものの、
いつもより4、5話少ないエピソードは、
本来あるべきだったの若干の深みを喪失させたことは想像に難くない。
最終決戦周りは、ビョーゲンキングの実体化や影響を現した時間が短かったこともあり、
いささか威厳とか脅威に欠けていたように思う。
決着したあと、妖精たちが帰るまでの余韻ももう少しほしかったところだ。
あ~ここで回想をもっとやられていたら俺の涙腺は決壊したのに…などと思ってしまった。
カットされた回には、のどかの父のエピソード(やけにのどか父の影が薄い)
もあったんじゃないかと思うと、この辺も惜しいな~と思ってしまう。
しかしこれ以上の放送延長は、バンダイの商品開発サイクルからも難しかったのだろう。
それもまた仕方がない。
なにはともあれ、次回からのトロピカルージュはこのコロナ禍を吹っ飛ばそうと
クソ明るい作風になるようなので期待。ついにファイルーズの時代が来るというのか…。
(そう思うくらい「ダンベル」の時上手かったのよあの子)
~今週の映画~
今回はなんとアラブ発のアクション映画「サバイバー・生きるに値する者」の感想
あらすじ
近未来、紛争の結果河川が汚染され、飲料水が枯渇し国家は崩壊した。
主人公エイサは父、妹やほか数人とともに
貯水タンクとフェンスのある廃工場にたてこもり、
どうにかこの過酷な状況を生き延びていた。
しかし女性を人質にした野盗の襲撃により父親がピンチに陥る。
それを助けたナイフ使いの旅人ムサ。
父親はその恩からムサと彼の連れていたクルド人女性を工場に受け入れる。
食事を経て親交を深めたかに見えたムサだったが、
「武器はロッカーにしまう決まりだ」と要求した父親に
ムサは突如凶刃を突きたて殺してしまう。
逃亡するムサ、武器を手に追うエイサだったが、
周囲に「まず父親を弔うのが先だ」と言われてしまう。
翌日父を弔ったあと、水道をひねるが水が出ない。
貯水タンクの様子を見に行ったエイサたちが、
止められていたバルブをひねるとタンクの基部が爆発。
肝心の水が失われてしまうのだった。
先日エヴァQを「狙った展開にするために登場人物の頭を悪くした映画だ」
と僕は言ったが、まさしく本作もそうした映画の一本である。
ポストアポカリプス的な世界は悪くない、
序盤の野盗との戦闘も特におかしいとは思わない。
しかし父親がムサに殺されたあたりから急に全員頭が悪くなってしまう。
中東の風習に詳しいわけじゃないが、どう考えても
父親を弔っている場合じゃない
もし君の家に強盗が入ってきて、家族を殺したあと敷地内のどこかへ逃げたとして、
まず殺された家族を弔うだろうか? 警察に連絡できないとなれば、
身の安全を確保するのが第一だろう。そうしなければ安心して何もできやしない。
この映画はそれをやらないのである。
まあそれが風習なのだとしたら仕方ない、そこは目をつぶろう。
しかしその後、水が出ないのに慌てたとしても、
もっと用心深くあたりを探るべきだったろう。
水を止めるような敵は一人しかおらんのやし。
あるいはタンクを調べるより先に敵を探し出すか。
それもやらないのである。あまり細かいくだりは話してないが、
タンク破壊のあたりで2度3度と罠にかかっている。
あげく敵がどこにいるのか分からない状況で仲間割れして人数を減らし、
さらにここに住んでたにも関わらず敵が知ってて主人公たちの知らない場所があったり、
4度目の罠にかかったり…などなどあまりにも迂闊にして学習能力がない。
このていたらくをさらしたのに生き残った主人公を
「生き残るにふさわしい者を探していた」とか言われてもねえ…。
うすら笑いしか出てこないんじゃが…。
なんとも支離滅裂な脚本でギャグなのかと思ってしまうくらいだが、
石塚運昇さんとか浪川大輔さんとか有名声優が吹き替えを担当している。
……どういうことなの。
先日北海道近辺で台風並みの低気圧が発生し、
ひろく全道を暴風雪がみまったことをご存知の方もおられるだろう。
ただ、このとき僕の住んでる地方ではまったく雪も雨も降らず、
ひたすら暴風が吹いていただけで、気温もそれほど低くなかったし、
大きな問題はなかった。
だが、そううまい話はなかったのである。
その後夜間から朝方にかけて降ったみぞれじみた雪が、
暴風によって氷を形成し、さらにその上にフワフワの綿雪が積もったため、
いつにもまして滑りやすい道を形成してしまったのである。
この手の路面は三月などの春先にはよくあるが、
三月だと融けかかっていることから、足跡や轍の形状で凍って平面になることはなく、
滑りやすさにもそれなりの限界がある。
しかしまだ寒さに容赦のない二月にできたために、氷面はまっ平になっていた。
その恐るべき滑りやすさによって、
僕は生まれて初めてたった一日の間に五回も派手に転んでしまった。
本能的に右腕をかばったので描くのには問題ないが、
代わりにつっかえにした左腕をやってしまった…。
うち一回は右ひざをついたこともあり、そっちもやってしまい、
せっかく治りかかった右脚側も逝っている。
逝ってる言うても動くんだけど。
痛みで左ひじと右ひざをつけないのが
どれほど不便であることか。
orz ←いわゆるこういう体勢がとれないw
右肩が四十肩であることを含めれば、無事なのは左脚だけである。
二月は肉体的に踏んだり蹴ったりだなあ…。
そいうことを踏まえて(踏まえる意味はないが)、今週のブログをやっていきます。
まずとりあげるのは「ジャイアントまりん」のファンアート。
前々から寄せていただいたんだけど、僕のふところに収めたまんまというのももったいないし、
やっぱりブログで紹介するべきだよなと思って…。
特設コーナーとか設けようかとも考えたが現行のレイアウトだと、
どうやらメニューバーを作れないらしい…(;^ω^)
と、とにかく紹介していこう。


この二枚は右の「交友関係作家の作品(一般)」にもあるギズモ先生の作品。
ワイの描くまりんより可愛いぞ。
僕は漫画本編に登場する建物の看板に、交友関係者の名前をネタにしてるんだけど、
その際ホテルの名前はどうしよう、と迷っていたら名乗り出ていただいた。
しかしギズモ先生は「ギミックP」という名義も使っておられて、
その時のTwitter名義がギミックの方だったんで、そっちを使用したのだ。
うーん「ギズモ」の方がよかったのかな。
僕は「monsuter gals!」が好きです。
なんで広告はそっちの書影じゃないかというと、
あれ扱ってるところと扱ってないところがあるんですよー。

こちらも右の「交友関係作家の作品(アダルト)」の長谷円先生の作品。
ぽっちゃり感が長谷先生っぽくていいですね。
ボンデージの質感も素晴らしいです。
長谷先生は「まりん買いました」とのご報告をいただいたんですが、
DMM電子書籍のアプリが開けないと言われて調べたら先生win7やったんですね(>_<)
結局ブラウザで読んでいただいたとのこと。
電書アプリって定期的に開いてアプデチェックしないといかんみたいですね。
僕はwin10だけど久々に開いたら不具合あって、パッチ適用しましたわ。
あっそうそう長谷先生の最新作「人妻姦落」が発売中なのでよろしく~。
以上です。
ファンアートは随時募集しております。Twitterの方にリプしていただければ、
今回のようにブログで取り上げたりしますので、お暇ならおたよりください。
あっそうそう、そんな「ジャイアントまりん」の電子書籍版6巻は
来週中ごろくらいから各ストアで発売予定です(ダイマ)。
さて今日もうひとつの本題、毎年やっているプリキュア総括をしていこう。
これを書いてる時点ではまだ最終回ではないが、最終回は実質引継ぎ回らしいので…。
地球を癒す、をテーマに掲げた「ヒーリングっどプリキュア」は
コロナ禍という苦境に遭遇しながらも、きっちりまとめあげて結構よい作品だったと思う。
まあ去年がね…ヽ(^o^)丿
キャラは良かったし、宇宙を全面に出すなど意欲的だったスタートゥインクルは
とにかくシナリオがあかんくて、中でも代表的な
「コスモが人質に取られた、攻撃できない!」
コスモ「頭を攻撃するのよ!」
「そうか!」
(そうかじゃねえ、デカイ相手なんだから見ればわかるじゃろがいw)
は未だにバカバカしくて記憶に残っている。
諸悪の根源もどちらかというと12星座プリンセスの方で、結局連中は反省していない。
主役五人のその後とかは良かったけど、それ以外がガバガバだったので
なんとも腑に落ちない決着だった(テンジョウさん死ななくてよかったけど)。
これを反省したのか、ルパパトなどで評価の高い香村純子さんを迎えた
ヒーリングっどの脚本は全般的に変な回、変な構成とかは見られなかった。
僕個人で評価が一番高かったのは「はじめてのケンカ、すれ違うのどかとラビリン」で、
なんだよ俺の好きな「GOプリ」の田中仁さんが脚本じゃないか。
仲間の妖精にダサイ言われてもラビリンは気に入った「ラベンだるま」を
のどかの協力で手に入れたラビリンだが、ニャトランに突っ込まれて逆切れし、
のどかとケンカになる…という話。
最初はのどかとラビリンで協力して、欲しいものを手に入れて良かったね
という話なのかと思ったら、急転直下ケンカになり、それが原因で変身不能になる。
その切り返しの緩急が上手くて、しかもこれは誰かが悪いというわけでもない。
強いて言うならラビリンが悪い。だからこそちゃんと謝って仲直りしようという…。
このエピソードを通じて「ケンカはよくない」
「周りの人が何と言おうと、自分の好きを偽ってはいけない」といった
プリキュアの役割である情操教育もやっている。
ひとつぶでえらい旨味のあるエピソードになっていた。
OPから伏線の貼られていたダルイゼンとのどかの決着も脚本の腕が光っている。
「お前は困ってる人を救いたいとか言いながら、弱ってる俺は救わないのかよ」
といったのどかの行動原理を突くようなダルイゼンの要求。
これ結構難しい問題だと思ったんだよね。
プリキュアでよくある概念的悪役なら「希望と絶望は隣り合わせなので受け入れる」
そんな選択もアリだが、ビョーゲンズはマジ病気なのでそういうわけにもいかない。
といってダルイゼンの要求も、その論理に従えば筋は通っているように聞こえる。
そこを
「違うわい、お前は困った時だけこっちを利用して、
終わったらまた悪事を働くんじゃろがい」(意訳)
とロジックを切り替えてはねのけたところは上手かった。
話題を別方向に切り替えて論破する(してるように見せる)のは
ひろゆき氏あたりがやっている、現実によくある行為だが、
自分ひとりで脚本を書いてると、会話の勢いに熱がこもってなかなか冷静にやれないもんだ。
有名監督とか漫画家でも勢いに流されてしまってることがよくある。
この感情的な流れでよくシフトしたな香村さん、と感心しちゃった。
あるいはかなり最初から考えていた切り返しだったのかも。
しかしながら、やはりコロナ禍が本作に大きな影をおとした。
2か月もの休み期間はやはり厳しく、放送期間延長こそされたものの、
いつもより4、5話少ないエピソードは、
本来あるべきだったの若干の深みを喪失させたことは想像に難くない。
最終決戦周りは、ビョーゲンキングの実体化や影響を現した時間が短かったこともあり、
いささか威厳とか脅威に欠けていたように思う。
決着したあと、妖精たちが帰るまでの余韻ももう少しほしかったところだ。
あ~ここで回想をもっとやられていたら俺の涙腺は決壊したのに…などと思ってしまった。
カットされた回には、のどかの父のエピソード(やけにのどか父の影が薄い)
もあったんじゃないかと思うと、この辺も惜しいな~と思ってしまう。
しかしこれ以上の放送延長は、バンダイの商品開発サイクルからも難しかったのだろう。
それもまた仕方がない。
なにはともあれ、次回からのトロピカルージュはこのコロナ禍を吹っ飛ばそうと
クソ明るい作風になるようなので期待。ついにファイルーズの時代が来るというのか…。
(そう思うくらい「ダンベル」の時上手かったのよあの子)
~今週の映画~
今回はなんとアラブ発のアクション映画「サバイバー・生きるに値する者」の感想
あらすじ
近未来、紛争の結果河川が汚染され、飲料水が枯渇し国家は崩壊した。
主人公エイサは父、妹やほか数人とともに
貯水タンクとフェンスのある廃工場にたてこもり、
どうにかこの過酷な状況を生き延びていた。
しかし女性を人質にした野盗の襲撃により父親がピンチに陥る。
それを助けたナイフ使いの旅人ムサ。
父親はその恩からムサと彼の連れていたクルド人女性を工場に受け入れる。
食事を経て親交を深めたかに見えたムサだったが、
「武器はロッカーにしまう決まりだ」と要求した父親に
ムサは突如凶刃を突きたて殺してしまう。
逃亡するムサ、武器を手に追うエイサだったが、
周囲に「まず父親を弔うのが先だ」と言われてしまう。
翌日父を弔ったあと、水道をひねるが水が出ない。
貯水タンクの様子を見に行ったエイサたちが、
止められていたバルブをひねるとタンクの基部が爆発。
肝心の水が失われてしまうのだった。
先日エヴァQを「狙った展開にするために登場人物の頭を悪くした映画だ」
と僕は言ったが、まさしく本作もそうした映画の一本である。
ポストアポカリプス的な世界は悪くない、
序盤の野盗との戦闘も特におかしいとは思わない。
しかし父親がムサに殺されたあたりから急に全員頭が悪くなってしまう。
中東の風習に詳しいわけじゃないが、どう考えても
父親を弔っている場合じゃない
もし君の家に強盗が入ってきて、家族を殺したあと敷地内のどこかへ逃げたとして、
まず殺された家族を弔うだろうか? 警察に連絡できないとなれば、
身の安全を確保するのが第一だろう。そうしなければ安心して何もできやしない。
この映画はそれをやらないのである。
まあそれが風習なのだとしたら仕方ない、そこは目をつぶろう。
しかしその後、水が出ないのに慌てたとしても、
もっと用心深くあたりを探るべきだったろう。
水を止めるような敵は一人しかおらんのやし。
あるいはタンクを調べるより先に敵を探し出すか。
それもやらないのである。あまり細かいくだりは話してないが、
タンク破壊のあたりで2度3度と罠にかかっている。
あげく敵がどこにいるのか分からない状況で仲間割れして人数を減らし、
さらにここに住んでたにも関わらず敵が知ってて主人公たちの知らない場所があったり、
4度目の罠にかかったり…などなどあまりにも迂闊にして学習能力がない。
このていたらくをさらしたのに生き残った主人公を
「生き残るにふさわしい者を探していた」とか言われてもねえ…。
うすら笑いしか出てこないんじゃが…。
なんとも支離滅裂な脚本でギャグなのかと思ってしまうくらいだが、
石塚運昇さんとか浪川大輔さんとか有名声優が吹き替えを担当している。
……どういうことなの。